石狩川の支川幾春別川では、昭和32年に完成した桂沢ダムを嵩上げして「新桂沢ダム」という新しいダムが建設されています。ダムの建設は1985年の実施計画調査に始まり、約40年の歳月を経て、まもなく完成の時を迎えます。
新桂沢ダムは、現桂沢ダムを約12m嵩上げし堤高75.5m、堤頂長397m、堤体積約59万5千m3(嵩上げ分約24万5千m3)の重力式コンクリートダムという型式で、洪水調節や流水の正常な機能の維持、水道用水の補給、工業用水の補給、発電など、さまざまな役割を担います。現在はダムの最高貯水位まで水を貯めて堤体や基礎地盤、周辺地山の安全性を確認する最終テスト(試験湛水)が行われており、まもなく最高貯水位196.8mに到達する見込みです。最高貯水位に達した日から数日間、非常用洪水吐から越流させつつ、最高貯水位を維持する予定です。
建設中であることから普段は近くで見ることはできませんが、下記の日時で場所を限定しダムを下流側から見学することができます。期間中はダムカードの配布も行われます。
◆期間:令和5年12月15日(金)~ 12月17日(日)
@@@@@@@各日とも10:00~15:00
◆場所:新桂沢ダム下流広場 別紙を参照(三笠市桂沢)
◆概要
①新桂沢ダムの見学について
新桂沢ダムは、建設中であることから普段は近くで見ることはできませんが、期間中は、場所を限定しダムを下流側から見学することができます(※別紙の立入可能範囲を参照)。また、洪水時最高水位に達した日から数日間、非常用洪水吐から越流させつつ、洪水時最高水位を維持する予定です。
②ダムカード(試験湛水中更新版)の配布開始
12月15日(金)から新桂沢ダム(試験湛水中更新版)のダムカードの配布を開始します。通常は平日の9:00~17:00のみの配布ですが、ダムの見学に合わせて以下の日時も配布します。
◆日時:12月16日(土)、12月17日(日) 10:00~15:00
◆場所:幾春別川ダム建設事業所(別紙を参照)(三笠市幾春別山手町91-1)
通常配布している桂沢ダム、新桂沢ダム(建設中)と三笠ぽんべつダム(建設
中)も配布しています。
※ 桂沢ダム管理支所でのダムカード配布は行っていません。
◎注意事項
@※吹雪や降雪のため、一般見学を中止する場合があります。予め、ご了承ください。
@※流況により越流実施の期間が前後する場合がございます。
@※道道岩見沢三笠線から桂沢ダム管理支所への入場はできません。
@※立ち入りを禁止しているエリアには決して立ち入らないでください。
@※見学場所にトイレはありませんのでご注意ください。
@※駐車場は約20台駐車できます。満車の場合はお待ちいただくことがあります。
@※見学場所は、降雨や降雪の状況によっては、足下が悪くなることが想定されます。汚れてもいい長靴、雨具等を、各自でご準備ください。
参 考: 現在の試験湛水状況やダムの概要については以下のページに掲載しております。→ 新桂沢ダム試験湛水状況