天塩地区の名産と言えば真っ先にあげられるのが「しじみ(ヤマトシジミ)」。幌延町のパンケ沼と天塩川の中下流沿岸域に生息している100%天然モノ。周辺の水域に浮遊するプランクトンの栄養素が高いことから、粒が大きく味が濃厚なことで知られています。また一帯が寒冷地のため、貝の成長が遅く、漁獲できるまでに8年~9年ほどかかるというのも特徴です。
漁獲時期は5月~9月。現在はパンケ沼のシジミ量が激減しているため、漁業者自ら規制をかけて漁を行っています。稚貝の育成など、生産量を増やすために人の手を加えることをせず、あくまでも「天然」のシジミにこだわりとプライドを持っているのです。