恵庭随一の名勝地として知られる恵庭渓谷。千歳川と合流する漁川の支流「ラルマナイ川」に沿って三段の滝、白扇の滝、ラルマナイの滝が点在します。えにわ湖(漁川ダム)や緑のふるさと森林公園など自然散策にはもってこいのスポットです。
中でも、白扇の滝は北海道観光百景の河川渓谷・滝の部で第6位に選ばれたことも。高さ15メートルから滝つぼへと落ちる水流は、真っ白な扇を広げたような優美さです。春は雪解けの激流、夏は清涼感、秋は紅葉の美しさ、厳冬期には氷ばくと、四季を通じて豊かな表情を見せてくれます。
恵庭渓谷には神秘的な伝説もあります。「源義経が北海道に渡り熊の沢に黄金を埋蔵した」という伝承があり、その熊の沢こそラルマナイ川付近(三段の滝上流)と言われているのです。真偽は定かではありませんが、歴史好きの人にもロマンを感じられる場所でしょう。