2019年7月24日(水)
河川と地域・人のつながりを歩いてまなぶ
石狩川水系フットパスに参加しました!
フットパスは古い町並みや田園、森などの風景を楽しみながら歩く(フット)ことができる小道(パス)です。イギリスが発祥とされています。これを石狩川水系の川をメインに小道を歩きながら、河川と地域・人とのつながりを感じてもらうという目的で、環境市民団体エコ・ネットワークが石狩川水系フットパスツアーを企画しました。全部で3回予定されていて今回は第1回目。豊平川の支川真駒内川を中心としたコース(約5.4km)を歩いてきました。
まずは、地下鉄真駒内駅に集合です。皆さん続々と集まってきます。格好がバッチリと決まってます!この日は、「札幌市豊平川さけ科学館」の学芸員さんも一緒に参加です。初めてのフットパスに、最近おなか周りが気になってきた私も胸が高鳴ります。10時になりました、さあ出発です!
最初に向かったのは真駒内駅からほど近いエドウィン・ダン記念公園です。この公園の名前であるエドウィン・ダン氏は、明治の時代に北海道で酪農畜産の技術を伝え発展させた酪農の父ともいえる人です。園内には彼の銅像のほかにも記念館があります。そして世にも奇妙なイチイとサクラの木が共生した樹齢推定170年の珍木?もありました。
記念公園から真駒内通りを渡ると真駒内川です。川に着いたとたん別世界でした。川の両岸を木が覆い、緑の トンネルの中を歩いているようでした。歩きながら豊平川さけ科学館の学芸員さんから、真駒内川と遡上するサクラマスの話をたくさん聞きました。みなさん盛んにうなづいていました。
真駒内川を見ながら、川の流れる音とたくさんの鳥やセミの声を聞き、クルミが成っているのを横目で見ながら歩き続け、「札幌市豊平川さけ科学館」に到着しました。ここまでは川に沿って下ってきたので私でも楽勝でした。少しだけ汗が出てきました。ここではサケの産卵の話、水槽の中を泳ぐサケの仲間たちや豊平川に生息する様々な魚や生き物たちを見ながら、スライドによるサケの調査やプロジェクト等の詳しい話を聞くことができて、少しかしこくなったような気がします。
豊平川さけ科学館を出てからは道立真駒内公園を抜けて、住宅街の中を流れる真駒内用水路(明治12年に真駒内川から牧牛場へ水を引くために造られた水路)を見ながら真駒内駅へと向かい、解散となりました。参加者の一人に聞いたところ、別のフットパス(いろいろあるらしい)にも参加している顔見知りの人が多く、楽しめましたとのこと。5km程度の距離を歩くのは軽いそうです。どうりでみなさん会話が弾み、足取りも軽やかなわけです。戻りコースは上り勾配なので、歩くだけでせいいっぱいで無口になった私とは大違いです。
2時間余りのコースでしたが豊かな自然に癒され、ハイキング気分で歩くことができました。豊平川さけ科学館の学芸員さん、興味深いお話しをありがとうございました。今回とは違うコースで第2回、第3回のフットパスツアーが用意されています。毎回川を見ながら歩き、地元の方が解説をしてくれます。みなさんも、ぜひ体験してみませんか。楽しいですよ!ちなみに、私のおなか周りサイズは・・・・変化ありませんでした。
第2回、第3回の石狩川水系フットパスのご案内
開催日時やコースなど、詳細はこちらでご確認ください。
札幌市豊平川さけ科学館 マップコード:9 281 739*22