2019年7月27日(土)
定山渓ダム下流園地で開催された「森と湖とダムに親しむまつり」に参加しました。
豊平峡ダムとともに、札幌市の水瓶として市民の生活を支える「定山渓ダム」。ダムのすぐ下には、トイレや駐車場が設置された公園として「定山渓ダム下流園地」が整備され、訪れる人の憩いの場となっています。下流園地に到着すると、何やら行列が…?どうやら、ダム見学ツアーの受付待ちの列のようです。普段は立ち入る事のできないダム内部を見学できるとあって、やはり人気があります。早速、列に加わりました。
クレストゲート室からの眺めは最高!
受付を終え、ダムを解説したパネルが並ぶダム内見学通路(クロスギャラリー)から見学開始です。
長い階段を下り、エレベーターでダム上部まで一気に上がります。ダム管理担当者の解説をききながら監査廊をさらに進むと、いよいよ、ダムの一番上にあるクレストゲート室に到着です。大洪水などでダムから水があふれそうになった時に、ここからクレストゲートを開いて放流するんだそう。ゲート室から外へ出ると、先ほどまでいた下流園地を見下ろせ、ダムのスケールを感じることができました。
さっぽろ湖でボートクルージング体験
1年を通して自然豊かな美しい姿を見せてくれる、定山渓ダムのダム湖「さっぽろ湖」は支笏洞爺国立公園の区域内にあります。国立公園内なので通常は湖面に船を出す事はできないのですが、今回は特別にボートの遊覧乗船ができるときいて、早速ボートに乗り込みます! なかなか近くから見る事のできない、ダム湖側からの堤体を見られてテンションが上がります。風をきってボートは進み、湖とそのまわりの森がつくり出す景色を楽しんでいるうちに遊覧コースを一周し、体験乗船は終了となりました。
ちなみに…さっぽろ湖のまわりには4つの展望台がありますが、定山渓ダムを眺めることができるのは「さっぽろ湖第1展望台」だけ。紅葉の時期にドライブで訪れるのもおすすめです!
イベント限定のダムカレーをいただきます。
体験乗船を終え、お腹がすいてきたのでダムカレーを食べてみる事に。ご飯を堤体に、カレーをダム湖に例えて、重力式コンクリートダムを完全再現したそうです。重力式コンクリートダム(グラビティーダム)はコンクリート製のダムの自重で水圧に耐える構造。ご飯がしっかりとカレーを支えていて完全再現に偽りなし!でした。
ダムトンネルで熟成させた茶葉でいれた冷たいお茶もいただき、ダムグルメを堪能できました。
ダムに関わるイベントをとことん楽しめるお祭りでした!
降雨体験装置によって大雨時の防災知識が学べる「降雨体験コーナー」、ダムの水を利用する水力発電所が見学できる「小樽内発電所の見学ツアー」など、他にもダムに関わるたくさんのイベントが開催されていました。楽しみながらダムを学べ、大人から子どもまで満足できるお祭りでした。
札幌水道ブースでは札幌市水道局公式キャラクターの「ウォッピー」が子どもたちと記念撮影をパチリ。
ダム湖に流れてきた木などを使ってオブジェを作って遊べる「とんかち広場」