2019.09.14公開

[フォトレポート]
神秘的な緑の自然造形
苔の回廊

新千歳空港からの帰り、時間があったので支笏湖の風不死岳(ふっぷしだけ)の麓にある「苔の回廊」に行ってきました。苔といえば、同じ風不死岳の麓にある「苔の洞門」が有名ですが、2014年の大雨による周辺の被災により残念ながら今も観覧はできません。しかし、苔の回廊も引けをとらないとの噂を聞いていたので、ドライブがてらにちょっと寄り道してみました。
入口はわかりづらいですが、楓沢に架かる国道の紋別橋が目印です。近くに駐車場がないので、約1.7km離れたモラップキャンプ場近くの無料駐車場に車を止め、そこから歩きました。途中で歩道がなくなるのでサイクリングロードを歩くと安全です。樽前橋まで来たら残り300mほど歩き、ようやく紋別橋に着きました(すでにお疲れモード)。紋別橋の横から楓沢に降り、沢を上流に向かって歩きます。

沢に水は流れておらず、砂地の緩やかな傾斜が続きます。しばらく水が流れていないのでしょうか、たくさんの足跡が残っていました。途中、倒木を乗り越えたり、くぐったりしますが幅が広く歩きやすかったです。
沢に降りてから10分余りは歩いたでしょうか、なかなかたどり着かないのでちょっと不安になりましたが、苔の生えた小さな岩が現れ、ようやく回廊の入口に着いたんだと察知しました。沢は細くなっており、明らかに今までの景色とは雰囲気が違います。奥に入っていくと、「わぁおぉぉぉ」と声が出てしまうほどの緑色の壁に囲まれた別世界がありました。

倒木を乗り越えたりしながら先へ進むと緑色がさらに濃くなってきました。もう、驚嘆しまくりで、歩いた疲れなんて吹っ飛びです!

回廊に入ってからは10分ほどで行き止まりとなりました。どうやら、ここが第1回廊の終点のようです。ピンクテープを目印に、横の急な斜面を登り進めば第2回廊があるらしいのですが、すでに十分満足したのでここで引き返しました。第1回廊だけでも見る価値は十分にありますが、体力のある方は第2回廊も是非チャレンジしてみてください。
当然のことですが、見に来られる方はくれぐれも景観を壊さないようにお願いします。

 

マップコード: 545 826 502*63

ページトップへ