2020年7月12日にオープンしたアイヌ文化復興と創造の拠点「ウポポイ（民族共生象徴空間）」。白老町にあるポロト湖周辺には、国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設などが整備され、世界に向けたアイヌ文化の発信地となります。

提供:文化庁（本画像はイメージ図です。）

提供:文化庁

ポロト湖周辺は縄文時代の遺跡が点在するなど、歴史的に重要なエリアであると共に、豊かな自然を活かしたさまざまなレジャーが楽しめる人気スポット。ウポポイを訪れる際はぜひ、近隣のレジャーやグルメも楽しんでみてください!
取材・撮影協力：一般社団法人白老観光協会

大自然を満喫できる水辺のアクティビティ

白老駅の北東約700mの地点に位置するポロト湖の周辺には、アイヌの人々が生活していた時代と変わらぬ自然が多く残されており、ポロト自然休養林としてキャンプ場や遊歩道が整備されています。

ポロト湖の自然を満喫したい人に、まずおすすめしたいのが水辺のアクティビティ。ポロト休養林内にあるビジターセンターでは、カナディアンカヌーの貸し出しを行っており、事前予約無しで利用可能。波が穏やかなポロト湖なら、初めての方でも安心してカヌーに挑戦できます。

湖面からはウポポイを望めます。

「ポロト湖」はアイヌ語のポロ・ト（大きい・湖）が語源。湖の西側にはポロト湖よりも小さいポント湖が存在するため、対になった地名としてつけられました。ポント湖の語源はアイヌ語でポン・ト（小さい方の湖）といわれています。
※社団法人白老観光協会「白老アイヌ語地名マップ」より

湖畔の自然や遊歩道をマイペースで散策したいという人には、レンタルサイクルがおすすめです。自転車道からは、クリやミズナラの巨木が枝を張る姿や毎年5月ごろに咲くミズバショウの花が楽しめます。

ビジターセンターでは、双眼鏡の貸出も行っているので、バードウォッチングや動物観察も楽しめます。
ポロト湖周辺にはハクチョウ、オジロワシ、カワセミなど、140種あまりの野鳥や、エゾリス、モモンガ、タヌキなどのほ乳類、多くの昆虫類など多種多様な生き物が生息しています。思いがけない出会いがあるかも？！

もっとアクティブに散策を楽しみたい人には近年人気のノルディック・ウォーキングにチャレンジ!　ノルディック・ウォーキングは足腰への負担を抑えながら、効果の高いエクササイズが可能。専用ポールはビジターセンターにてレンタル中です。湖面を吹く風を感じながら、気持ちの良い汗を流してみませんか。

【白老町ポロト休養林内ビジターセンター】
カナディアンカヌー（3人乗り）
◎1人目 1時間 1000円
◎2人目から1人につき 500円（3人目は子供のみ）

貸自転車
◎普通自転車（1人乗り） 1時間 500円超過料金 30分 300円
◎マウンテンバイク（1人乗り） 1時間 700円超過料金 30分 400円
◎子供自転車（1人乗り） 1時間 300円超過料金 30分 100円

双眼鏡
1台 2時間 300円

ノルディックウォーキングポール
1組 2時間 300円

（掲載しているメニュー、価格は取材時のものです）

白老牛に白老バーガー!　見逃せないグルメが続々!

白老町を代表する人気グルメといえば、白老牛。白老町では、北海道で初めて黒毛和種肉牛の生産がスタートし、現在は年間1400頭あまりを出荷。北海道でも指折りのブランド牛として、全国的な人気を誇っています。町内では複数のレストランで白老牛を使ったメニューが楽しめます。また、ポロトの森キャンプ場ではバーベキュー用機材のレンタルも行っているので、町内で購入した食材でバーベキューを楽しむのもおすすめです!

※ポロト湖周辺にはバーベキュー禁止区域がありますので、事前にビジターセンターにてご確認ください。