美利河ダムは、洪水調節、正常な流量の確保、水力発電、かんがい用水の補給を目的として後志利別川に造られた多目的ダムです。
ダムの果たす役割やダムの仕組みを、地元の子供たちに知ってもらうため、美利河ダム管理支所ではダム見学会を実施しています。
◎令和3年 美利河ダム見学会
今年の見学会の参加者は、地元今金町にある今金高等養護学校1年生35名と今金小学校4年生36名の合わせて71名。
見学会は7月と10月の2回に分けて開催しました。(写真は10月)
未来のダムマニア達が管理事務所に集合
◎まずは勉強から
ダム管理事務所の職員から、ダムの概要を学びます。
美利河ダムはコンクリートと岩石で出来ていて、洪水の時は水を溜め、普段は水力発電をしながら今金町やせたな町の農地へ水を補給しています。
ダムの制御室での座学の様子。
洪水時はこの部屋でダムの放流ゲートを操作して洪水調節を行います。
◎いよいよダムの中へ
日本一長いダムの上を歩き、ダムの内部へ向かいます。ダムの中には異常を検知するための様々な計器が付けられているため、点検用に迷路のような通路が設けられています。
美利河ダムは洪水調節を行うダムの中では堤頂長(ていちょうちょう)が日本一長いダムです。
ダムの内部には監査廊と呼ばれる点検用の通路が設けられています。管理事務所の職員は定期的に監査廊を巡回し、ダムに異常がないか点検を行っています。