今年3月7日に発表された「かわたびほっかいどう大賞」。かわたびほっかいどうへの積極的な関わりや情報発信へのモチベーションアップを目的とし、エントリーされた13の取り組みの中から大賞と優秀賞(2組)が選出されました。
ここでは、大賞を受賞した南富良野町内の3つの郵便局と金山ダム管理支所が連携した取り組み「金山風景印」について、金山郵便局の森口局長へのインタビューを記事にしました。
◎受賞の感想をお願いします。
「栄えある第1回の大賞受賞ということで喜びもひとしおです。地域の活性化につながる取組として評価されたのだと思います。」とのことでした。
審査員からは、「地域との連携の中でもユニークな取組」「スタンプのデザインが素晴らしい」「地域を盛り上げたいとの両者の思いが結びついた取組」など、地域を盛り上げる取組としてとても高い評価をいただきました。
◎今回取組んだ風景印とはどのようなものですか。
「風景印とは、郵便局にある消印の一つで、郵便局周辺の風景を図柄にした消印です。南富良野町内3つの郵便局の風景印は、金山郵便局が「金山ダム・大雪山連峰」、幾寅郵便局が「かなやま湖・イトウ・カラマツ林・ログハウス」、落合郵便局が「空知川・カヌー・エゾシカ・落合岳」と、3つの郵便局とも金山ダムや空知川にとても関係の深い風景を使っています。今回は、その3つの郵便局と金山ダム管理支所が連携し、風景印のスタンプラリーというユニークな取組として南富良野町の活性化に役立てようと考えました。」
大賞の贈呈式に集まっていただいた郵便局長さんたちによれば、「風景印の取組で、郵便局以外の組織と連携したというのは聞いたことがないですね」とのことで、珍しい取組だったようです。
◆「金山風景印」の活動を紹介したページです。こちらをご覧下さい。
◎今回の取組を始めるきっかけはどのようなことでしたか。
「金山ダムが風景印に描かれていることから、金山ダムの田中支所長から話が持ち込まれました。この取組をきっかけに南富良野町を訪れる人を増やしたい、地域に貢献したいという想いが郵便局の想いとも一致し、3つの郵便局長で話をしてやってみようということになりました。」
◎苦労した点や地域の反応などをお聞かせください。
「スタンプラリーの台紙作成や押印対応などで局員が対応してくれました。昨年、この取組が新聞報道されたことで、地元の方も風景印を知るきっかけとなり郵便局を訪れてくれたこと、さらに今回の大賞受賞も新聞報道されたことで窓口に来たお客さんから、新聞に載ってたねとか、頑張ってるねとの言葉をいただいたことが局員一同励みになりました。また、町外からのお客様では、かわたびほっかいどうホームページを見てきましたという方がたくさんおられました。さらには、スタンプ収集愛好家から他のダムでも同様の取組を行ってほしいとの要望があったと、田中支所長から聞いております。」
上の写真は、かわたびほっかいどう活動報告会の様子です。金山郵便局の森口局長にも参加していただきました。
◎今後の取組について伺いました。
「風景印スタンプラリーの取組は継続していきます。金山ダムのほうでも、新しいパンフレットに風景印のことを載せていると聞いています。今後も両者で連携して取り組んでいきます。
郵便局でも、金山ダムという素晴らしい資源をPRしていくことで、南富良野町の活性化のために役立てばいいと考えています。また、全道にあるダムを使ったフレーム切手作成などで北海道開発局の事業PRに協力していければとも考えています。」
いろいろなアイデアをお持ちの森口局長さんでした。今後も地域を盛り上げるご活躍を期待します。
◆オリジナルフレーム切手「金山ダム」の販売について