7月14日(日)に日高サイクリング協会主催の「鵡川沙流川サイクリングコース走行会withかわたび×日高シーニックバイウェイ」が開催され、これまでは令和4年度は沙流川を舞台に、令和5年度は鵡川を舞台にそれぞれの河川毎で開催されてきましたが、今年度は初めて鵡川沙流川の周回コースとしての開催となりました。
北海道の地名の多くは、アイヌの人々の言葉から変化したといわれ、自然の姿をすぐれた観察力で言い表しています。鵡川に住む古老の話では、鵡川は流れが穏やかであることから「女の川」、もう一方の沙流川はたくましく流れる様子から「男の川」、そして二つそろって「夫婦川」であるとも言われています。
今回のサイクリングコースは、「夫婦川」である鵡川・沙流川の両方の魅力を感じてもらえるよう鵡川沿いでは地域産業を支える頭首工や田園風景を駆け抜ける爽快感、沙流川ではトマトのビニールハウス群や点在するアイヌ文化等の北海道らしい自然の美しさとアイヌ文化の魅力を体感できる延長約53kmのコースとして開催しました。
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スタート地点の沙流川せせらぎ公園~平取親水公園の区間は堤防上を利用したコースとなっており、堤防上は一般車両の通行が少なく、見通しも良いので気持ちよく走ることができました。
沙流川の紫雲古津~荷菜去場地区では全道一の出荷数を誇る平取町の「びらとりトマト」のビニールハウス群の景色を眺めながらサイクリングすることができます
休憩地点の平取親水公園では、「イザベラ・バードの道を辿る会」の方から英国の女性旅行家であるイザベラ・バードが歩いた沙流川流域の平取の歴史や風景の移り変わりの解説を聞くことができ、北海道らしい自然の美しさやアイヌ文化の魅力について実感することができました。
沙流川から鵡川へ抜けた後、鵡川の川東頭首工地点において、流域治水として連携している国営かんがい排水事業「新鵡川地区」の紹介。
川東頭首工から取水した水は、むかわ町一帯の水田を潤しており、農業用水を安定供給することで、むかわ町の農業を支えています。
鵡川豊城築堤におけるサイクリングの状況。むかわ町に拡がる自然豊かな景観を楽しみながらゴール地点を目指していく。
たんぽぽの群生地が広がる「むかわたんぽぽ公園」付近のサイクリングの状況。2箇所目の休憩地点である道の駅 むかわ四季の館を目指し進んで行く。
休憩地点の道の駅 むかわ四季の館では、出店していたキッチンカーや物産館などで地域のお土産品などを購入し、少しでも地域の活性化に貢献できるよう努めました。
ゴール地点の「沙流川せせらぎ公園」で記念撮影。当日は絶好のサイクリング日和となり、日差しは強かったですが、ほどよく風を感じることができ、楽しくサイクリングをすることができました。事故やケガもなく無事に終了することができ大盛況でした。