2024.09.18公開

[フォトレポート]
ぐるり支笏湖

先日支笏湖周辺を見てきました。ファミリー向けとはいえない場所もありますが、こちら方面へ行かれる方は参考にしてください。トップの写真は、以前撮影した樽前山から見た支笏湖です。

 


この日行ったおもな場所の地図です。美笛の滝からスタートして、ぐるっとオコタンペ湖展望台まで行ってきました。(地図や写真をクリックすると大きく表示されます)

 

①美笛の滝


国道から分岐した道を車で10分くらい進むと美笛の滝の入り口です。駐車場があります。ここから滝まで約1kmを歩くことになりますが、看板を読むと「美笛の滝への道は、平成26年9月11日発生の水害により流出しました」とありました。

 


通行止めの処置もされていたようです。クマ鈴と笛はいつも携帯していますが、もしこの道が通れたとしても、現地に立つとちょっと腰が引けます。

 

②美笛キャンプ場入り口の先


美笛キャンプ場への入り口をすぎてオコタンペ湖方面へ進むとすぐにゲートがあり、通行止めです。

 


ゲートから奥を覗くと、道路が草やコケのようなもので覆われ、倒木もあります。かなり長い間通行止めになっているようです。調べると、この先の奥潭ゲートまでの5.4km区間は、27年前の1997年(平成9年)の土砂崩れにより通行止めとなって以来通行止めのようです。

 

③樽前山登山入り口ゲート


次は樽前山へ向かいました。実は昨年、展望台まで上って写真を撮ったのにデータを紛失してしまったので、今回はリベンジのはずでした。が、道道からの分岐部にある5合目ゲートが通行止め。看板を読むと、工事のため今シーズンは通れないとなっていました。

 

④楓沢
気を取り直して、楓沢へ向かいました。楓沢付近には駐車場がないので、モラップキャンプ場近くの駐車場から楓沢にかかる紋別橋まで、片道1.8kmを国道沿いに歩きました。


紋別橋から楓沢におりて開けた沢を上流へ向かい、苔はまだかなと思っていると突然苔に覆われた岩肌が現れました。30年くらい前、現在は立ち入り禁止となっている苔の洞門へ行ったことがありますが、そのときの感動がよみがえってきました。

 


さらに上流へ進むと、道がどんどん狭くなってきました。前からクマが来たらアウトです。

 


急にのぼりがきつくなり、大きな岩がゴロゴロと道を塞いでいるところまで来るとロープが引かれており、ここが終点のようです。奥の方には、樽前山の火山噴火堆積物が厚く積もった白いガケが見えていました。ここまで写真を撮りながら約50分かかりました。歩くだけならもう少し早く着くでしょう。

楓沢を往復する間に、およそ20人近くの人たちとすれ違いました。意外に人が入っていました。終点を除き比較的ゆるやかな勾配で足もともしっかりしており、とても歩きやすいです。

 

⑤支笏湖温泉街


支笏湖温泉街では、外国人客にスワンボードが大人気でした。こんなに浮かんでいるのは初めてみました。

昨年あたりからここに立ち寄る外国人客が増えているのを感じます。温泉街でもリニューアルしていた店もありました。

 

⑥オコタンペ湖展望台
帰途、オコタンペ湖入り口ゲートの前を通ると、なんと開いていました!久しぶりです。これは寄らなきゃ。前回訪れたのは6年前。北海道3大秘湖のひとつです。


国道のゲートから展望台までは車で5分くらい。展望台付近の木々のすきまから青い湖面が見えます。説明看板によると、水面標高が支笏湖より300m高く、オコタンペ川を通じて支笏湖へ流れて出ています。支笏湖まではわずかな距離なのにこの落差。かなりの激流か。


展望台の先を進んでいくとオコタンペ川を渡る橋がありますが、この先通行止めの看板がありましたし、とっぷりと日が暮れましたので今日はここまでとします。

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