「第29回 北の都札幌ツーデーウォーク」 が、2025年9月13日(土)・14日(日) に中島公園自由広場を主会場に開催されました。健康維持や仲間づくり、札幌の魅力再発見を趣旨に、2kmから30kmまでの多様なコースが用意され、1日目は「歴史」、2日目は「自然」をテーマに、札幌のまち並みと豊かな自然を楽しめます。主催は特定非営利活動法人札幌歩こう会、北海道新聞社、公益財団法人北海道健康づくり財団です。
今回は、1日目「歴史を辿る文化財コース 30km」のレポートをお届けします。
動画を作成しました。音声も臨場感があり、雰囲気が伝わります。
2025.9.13 第29回 北の都札幌ツーデーウォーク かわたびほっかいどうYouTube URL
https://www.youtube.com/watch?v=pYFkjTz0u70
ツーデーウォーク2025コース
スタートの中島公園を抜け、豊平川の河川敷を南大橋から北24条桜大橋まで歩きます。豊平川の河川敷は整備されているため歩きやすく、広々とした空の下で札幌の街並みや山並みを背景に豊平川の雄大な流れを感じながら歩けるのが魅力です。
豊平川の終点となる北24条桜大橋は、2023年8月に開通した新しい道路橋です。橋名は市民公募で選ばれ、近隣の「豊平川桜の杜」にちなみ「桜」が加えられました。 春には約1,000本の桜と橋の景観が調和し、美しい眺めを楽しめます。
三角点通りからモエレ沼公園、サッポロさとらんどへと進みます。モエレ沼公園はガラスのピラミッドや人工の山、噴水などイサム・ノグチが設計した芸術的な景観が魅力です。「サッポロさとらんど」は牧場や花畑などで多くの家族連れが楽しんでいました。丁度疲れが出てきたころ、チェックポイントのバナナ、さとらんどのソフトクリームを堪能し、元気回復です。
丘珠空港を通過し、北区に入り大学村の森や美香保公園を通過すると、北海道大学構内に入ります。北大では北側の重厚な校舎群から始まり、各学部の特色ある建物を巡りながら進みます。道中にはポプラ並木やクラーク博士像もあり、さらに緑豊かなキャンパスを歩き抜け、南側へ向かうと市街地へと開かれた門に至ります。
清華亭から北海道庁までの道のりでは、街並みに歴史との調和を感じられました。清華亭は明治13年に開拓使が建てた和洋折衷の木造建築で札幌市指定有形文化財です。北海道庁赤れんが庁舎は北海道開拓の象徴として親しまれており、札幌の時の流れ堪能できるコースです。
約6時間、最後は雨の中30kmを歩き終え、中島公園のゴールにたどり着いたときには達成感でいっぱいでした。途中から足が重く感じながらも札幌の街並みや自然に励まされながら一歩一歩進み、無事に歩ききることができ満足です。
その後、参加者の交流イベントであるジンギスカンパーティにも参加し、札幌歩こう会会員の皆様や、道外から参加されている方々から貴重なお話を聞くことができました。
中島公園のマップコード:9 433 780*75