[フォトレポート]
むかわ町で広がる“かわまちづくり”の輪　～鵡川の恵みを未来へつなぐ取り組み～

令和7年11月19日、むかわ町役場で「むかわ町かわまちづくり」の推進を目的に、町のシンボルである鵡川を中心に地域資源を活かしたまちづくりのアイデアを語り合う場として、河川空間を利用した活動をしている方々と川と人をつなぐ盛りだくさんなイベント情報の交換が行われました。

◎ししゃも孵化場見学

鵡川大橋の下流右岸に令和４年１１月の供用開始以降、見学会を毎年開催。
今年も約20名が参加し、ししゃもの生態や町の水産業を学ぶ貴重な機会となっています。（写真をクリックすると大きくなります）

◎Arimori Cupマラソン大会

穂別橋上流の左岸の河川堤防、通称「ありもりロード」が舞台。
世界的マラソンランナー有森裕子さんが提唱する「喜びを力に」を基本コンセプトに、「くじけず、あきらめず、がんばる」ことの素晴らしさ、大切さを走ることを通して伝え、生きる力」を育むことを目的として今年は６月８日に開催され、晴天の下125名が参加しました。今年で２１回目を迎えており、運営には子ども実行委員の活躍が光っています。

◎むかわ町穂別流送まつり（全道流送競技大会）

今年で第４２回目の開催となり、7月19日、20日の2日間にかけて開催されました。イベントには町内外から多くの来場があり、流送競技やステージイベント、花火大会に地元グルメ出店など様々な催し物が毎年行われています。

◎放課後の魚釣り

小学校の児童を対象とした魚釣り教室を6月と9月に開催。主催は合同会社GCsさんで、保護者や元教師の方が「地域先生」として魚釣りを教えてくれています。

◎ SUP体験

鵡川でのSUP体験は自然を満喫できる人気イベントで、理科の学習にもつながると好評。
川に入る前に安全についての話をしっかり学んで、ライフジャケットもきちんと着用。安全に利用できる水位かどうかの確認は、橋に付いている量水標で一目瞭然。これからもかわまちづくりで鵡川SUPを一層推進します。

→　［フォトレポート］むかわ町鵡川、SUP体験で郷土愛爆上がり！

◎スポーツキャスティング大会

むかわ町を「キャスティングの聖地」に！鵡川大橋上流左岸のシシャモパークなどを舞台に大会を開催。スポーツキャスティングの愛好家が令和６年から会場の除草を行い、大会を楽しんでいます。

鵡川でのスポーツキャスティング大会の模様（YouTube動画リンク）
→　2025.8.24 全日本サーフキャスティング連盟北海道協会　SC夏季通信大会

◎鵡川～沙流川を巡るサイクリング

日高サイクリング協会のサイクリストらと今年も7月27日に53kmのコースを約40名が走行。川沿いの魅力を再発見できる企画として注目。鵡川と沙流川の見どころを紹介した「選べる３つのサイクリングコース」をこちらで紹介しています。　

→　（鵡川・沙流川サイクリングマップ公開！ | かわたびほっかいどう）

今年開催のフォトレポートはこちら→→　「フォトレポート］鵡川沙流川サイクリングwithかわたび×日高シーニックバイウェイ2025」が開催されました | かわたびほっかいどう

◎むかわシシャモを語る会

平成5年の不漁をきっかけに発足し、自分たちで出来ることとしてししゃもの生態や自然環境の大切さを伝える活動を実施しています。現在活動は休止中ですが、鵡川のししゃもについて座談会などで地域の小学生らに伝えていきます。

◎ネイチャー研究会inむかわ

1996年4月に設立し、むかわ町の豊かな自然を次世代に伝えていくこと、子供たちに遊びを通して自然体験をさせていくことを大切にし、河川清掃や人工干潟の除草などの活動もしています。除草作業のフォトレポートはこちら

　→　「フォトレポート］鵡川河口の人工干潟内の除草（ネイチャー研究会inむかわ） | かわたびほっかいどう

町の魅力を次世代へつなぐため、「“むかわ力”を高める、人と自然が輝く清流と健康のまち」をスローガンに地域一体となった取り組みが進められています。
これからも、川とまちを楽しむアイデアをみんなで情報交換しながら形にしていきます。