ワカサギは本来、河川で産卵し仔魚はすぐ降海して海で成長する回遊魚(遡河回遊)です。淡水への適応力が高く、山地の湖など淡水域でも自然繁殖が可能なため、古くから盛んに移殖が行われ、現在では道内を含め全国各地の湖に分布しています。
北海道で漁獲量の多い水域は網走湖・阿寒湖・大沼・塘路湖などです。このうち網走湖と塘路湖は自然分布、阿寒湖と大沼は移殖による分布です。北海道では4月上旬から6月上旬に産卵、仔魚は12~38日で孵化し、動物プランクトンを主食として成長します。満1年後には5~15cmとなり成熟して、多くは産卵した後に死亡しますが、小型のものは成熟せず翌年に産卵する場合もあります。
ワカサギ漁業はむろんのこと、遊漁対象としても重要で「氷上釣り」は各地の冬の観光資源です。
ワカサギの成長は環境に左右されやすく地域や年度によって大きく変動するため、漁獲の安定化のためには資源量や環境要因を継続的に調査することが重要です。
石狩川では、カワヤツメと一緒に内水面漁業として行われていましたが、資源の減少や漁業者の高齢化などによって休業状態です。また、網走川ではワカサギの受精卵を全国に移出している重要な河川でもあります。
川に遡上するワカサギです。ワカサギは、本流の下流域や旧川、湖沼などで産卵します。本川では、州の形成によって流れ込みが発生するような瀬で産卵します。産卵は夜間に行われます。河川の下流域でも、州が形成され周辺に流れ込みが生じるような砂礫帯で産卵します。
春に産卵するワカサギ かわたびほっかいどうYouTube URL
https://www.youtube.com/watch?v=HOXKlIvGqHI
ワカサギの遡上・産卵は夜間にかけて行われます。産卵できなかった個体は、大きな淵で日中を過ごし夕暮れから産卵します。雨の日やどんより曇った日には、太陽光線の当たらないところで日中でも産卵することがあります。














