シロサケ、サクラマス、カラフトマス、これら3種は川で生まれ、海で育ち、親となって自分の生まれた川へ産卵のために戻ってきます。北海道では昔からこの習性を利用して「サケ・マス」を人工的に増やす取り組みが各地で行われていますが近年、サケ・カラフトマスの河川遡上数が減少しています。サクラマスは魚道整備等によって増加傾向を示していますが、シロサケやカラフトマスのように河川の上流域まで遡上しない種は河川環境や水温環境等の影響などによって減少傾向です。
河川に遡上したシロザケ(8月から11月)
サケは、産卵・孵化の関係から水温環境に左右される種で、地下水や湧水が豊富で、冬季間でも水温が5℃以上となる河川で生活します。地下水が無ければ産卵しても孵化できず、サケも本能的に感知して川に遡上します。
冬季間に遡上産卵するシロザケ(1月中旬)
地下水の豊富な河川では、冬季間でも5℃程度の水温環境で、産卵しても降下する5月には孵化可能な河川となります。ちなみに、サケの孵化には、産卵後の積算水温が950℃以上必要とされます。水温が低いとサケの産卵河川には不適です。
サケの産卵シーン 夕張川水系
夕張川水系では、カムバックサーモンの一環として、サケの受精卵から孵化させ放流する運動が行われています。放流によってサケの回帰は見られましたが、水温の関係からか自然ふ化の状況は確認されていません。
湧水豊富な河川では多くのサケが回帰し産卵!!
サケの産卵場造成を行った河川ですが、適切な礫の堆積と伏流水の条件を整備すると多くのサケが回帰し産卵します。また、サケの回帰が地域観光の資源にもなっています。
4月頃から孵化したサケ稚魚が泳ぎ始める
変化にとんだ河岸周辺で孵化した稚魚が泳ぎ始めます。流れの穏やかな河岸の入り江などで餌を捕りながら成長し、体が白銀色となりパーマークが見えなくなると降海します。体長は5cm程度まで成長します。
冬季間に遡上産卵するシロザケ(1月中旬) かわたびほっかいどうYouTube URL
https://www.youtube.com/watch?v=M5AW-1otiVg
石狩川水系漁川も湧水豊富な河川ですが、比較的早期に遡上するサケが多く、お盆過ぎから産卵している光景が見られます。改修などによって湧水口が変化し次第に条件が悪化しつつあります。
孵化したサケ稚魚が泳ぎ始める(4月頃から) かわたびほっかいどうYouTube URL
https://www.youtube.com/watch?v=XfHAGm0WWcc
変化にとんだ河岸周辺で孵化した稚魚が泳ぎ始めます。流れの穏やかな河岸の入り江などで餌を捕りながら成長し、体が白銀色となりパーマクが見えなくなると降海します。体長は5cm程度まで成長します。



















