1988年に大噴火を起こした十勝岳。この大災害を機に十勝岳の山肌にワイヤーセンサー、振動センサー、監視カメラなどを設置し、これらの情報を集中的に監視する施設として「十勝岳火山砂防情報センター(ヴォルガ)」が建設されました。
施設は最も危険性が高い白金温泉地区に位置し、噴火および泥流の発生が予測された場合には、最前線の対策本部になるだけでなく、地域住民の一時的な避難所としての役割も果たします。
通常は展示室を一般の見学者にも開放し、十勝岳の噴火の記録や火山砂防事業などを学ぶことができます。天災は忘れた頃にやってくるもの。ぜひ、一度噴火の記録を目にしておきましょう。