2019.08.22公開

[フォトレポート]
沙流川でアイヌ伝統文化を感じる。
チプサンケ

~アイヌ民族の伝統を守る儀式~「第50回 チプサンケ」
「チプサンケ」とは、アイヌ語で「舟おろし」を意味し、古来の伝統的な技法で製作された舟に魂を入れるための進水の儀式です。毎年夏に沙流川で行われているアイヌの方々の伝統的な儀式で、今年で50回目を迎えるこの儀式に、8/18(日)参加してきました。

当日のメインイベントとなる「チプサンケ」では、「チプ(丸木舟)」に乗り込み沙流川を約800メートル下る体験が出来るとあって大勢の人が列をつくっていました。

儀式では、丸木舟を前に、古式舞踊やカムイノミが行われました。これは、火の神、家を守る神などといった神々に対し感謝を行うとともに、安全を祈る儀式として、アイヌ語で行われました。

いよいよ、メインである「チプサンケ」が始まりました。舟の形によっては、安定感のあるもの、逆に何度も転覆するものなど、様々な舟があるとのことです。実際に乗ってみましたが、台風が過ぎた後で川の水も濁っており、いやな予感がしてやや不安になりましたが、川に放り出されることなく無事に下ることが出来ました。

先人から守り続く伝統的なアイヌ文化に肌で触れることが出来た一日となりました。

【会場】平取町アイヌ文化情報センター:マップコード: 442 799 130*44

お問い合わせ
チプサンケ実行委員会 (北海道沙流郡平取町28 平取町役場観光商工課内)
TEL
01457-3-7703

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