2018.07.02公開

[北海道の河川とダムの紹介]
常呂川
ところがわ

置戸町三国山(標高1,541m)を水源とし、置戸町、訓子府町を経て、北見市内においてオホーツク海に注ぎます。流域では国の天然記念物であるオジロワシ、オオワシが数多く確認されています。
常呂川と並行して流れる無加川の沿川には北海道の天然記念物に指定されているエゾムラサキツツジの群落やハルニレ大径木林があり、地域のシンボルになっています。河口付近にある常呂川河口遺跡では縄文時代の遺物が発見され、竪穴住居跡や墓坑などが見つかっています。

河川データ
流路延長
120km
流域面積
1,930km2
河川名の由来
アイヌ語の「ト・コロ・ペツ」(沼・を持つ・川)に由来している。音を聞けばト・コロ・ペッ(To・kor・pet 沼・を持つ・川)と解されるが、今の地図の上では然るべきト(湖沼)とつながっていません。別の解釈では常呂川には「ライトコロ」と呼ばれる支流があり、本流でサロマ湖とつながっていたことに由来するという説もあります。
※参考:「北海道の地名(山田秀三著)」

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