智恵文沼は名寄市の北部、美深町との境界に近い智恵文駅の近くにあります。実はこの沼は昭和初期までは大きく蛇行する天塩川の一部。かつての天塩川は、右に左にと大きくうねりながらこの智恵文駅の近くまで流れていました。
しかしこの大きな蛇行が原因となり流域に幾度となく洪水を及ぼしていたため、昭和14年に水路の切替え工事が行われました。その際に天塩川の流路の跡として残った三日月湖が智恵文沼なのです。
現在の智恵文沼は「ひぶなの里」とも呼ばれており、憩いの場として多くの名寄市民に親しまれているほか、太公望たちが集うことでも知られています。ちなみに竿にかかる魚はヒブナ、フナ、コイ、ライギョなど。
また近くには名寄市の観光名所となっている智恵文ひまわり畑も。映画「星守る犬」のロケ地にもなった場所としても知られており、盛夏に何万本ものひまわりが一斉に咲き誇る様は圧巻です。
写真提供：NPO法人なよろ観光まちづくり協会（写真2枚目）
