アユは、河川で産卵、仔魚期は海で過ごし、翌春稚魚が遡上して川で成長する回遊魚(両側回遊)です。日本を代表する魚で、北海道はその分布の北限にあたり、資料などでは日本海側では天塩川以南、太平洋側では鵡川以西とされますが、現在定期的に遡上が見られるのは日本海側では余市川以南、太平洋側では汐泊川以西です。
北海道内では8月下旬から10月上旬に産卵、10~20日で孵化して海に下り、翌年5月中旬から6月下旬に稚魚となって遡上します。
河川では珪藻を主食として急速に成長、8月中旬には15~大方なものは30cmにまで達します。
漁業・遊漁ともに河川での友釣りによる漁獲が主体です。石狩川の支流河川、豊平川や夕張川などにも遡上します。尻別川、後志利別川などでも多くの遡上が確認されています。日本海側の朱太川(寿都町、黒松内町)や泊川(島牧村)などもアユの遡上河川として有名です。
また、北海道のアユ釣り全国大会では、北海道のアユの生息数が少ないことから縄張り性が強く、釣りでは引きの強さが魅力となり、人気のイベントとなっています。
北海道の日本海や太平洋沿岸の一部で生息するアユ
アユは5月から6月に川に入り、河川の中上流域まで遡上し成長します。遡上時の体長は5cmほどと小さく、河川内に設置してある構造物などが移動障害となっていることが多いです。また、体長が小さいため、大型魚用の魚道では登れないこともあります。
アユの遡上を阻害する構造物は、頭首工や床止め工、砂防ダムなど数多くありますが、遡上してきた稚アユは上流を目指して必死に遡上しようと頑張ります。30cm程度の落差は平気で登ります。
アユは、珪藻類を食べながら夏場に成長し、9月頃から産卵します。下流域まで降下し流れのある砂礫質河床で産卵します。
本州では、生息数が多いため縄張り性が弱いと言われますが、北海道では生息数も少なく縄張り争いが強いため、友釣りでも引きが良く人気があるそうです。
アユの産卵は、早いところでは8月下旬から始まり10月頃まで続きます。
上流で成長したアユは、産卵期になると下流域の瀬に群がり夕暮れ時から産卵します。孵化した稚魚は、数日で海に降り流れの穏やかな湾内で成長します。
北海道の日本海や太平洋沿岸の一部で生息するアユ かわたびほっかいどうYouTube URL
https://www.youtube.com/watch?v=yzvyVKeoMdU

















