日高山脈の札内岳を水源とし、十勝平野の中央部で十勝川に合流します。豊かな自然が残る流域はニジマス釣りで知られており、全国からファンが訪れています。札内川ダムより下流域はニジマス、ダムより上流域にはオショロコマが多く生息します。川の周辺にトレイルなどはなく、中～上級者向けの川です。
河畔には北海道指定の天然記念物であるケショウヤナギが広く分布し､札内川特有の河川景観となっています。日本有数の清流河川でもあり、広い礫川原を網状に蛇行する流れを見ることができます。札内園地にあるピョウタンの滝は、日高山脈をバックに流れ落ちる景観は観光客に人気スポットとなっています。
写真提供：師範代 石花とかち
河川データ
●流路延長
82km
●流域面積
725km2
●河川名の由来
アイヌ語の「サツ・ナイ」（乾いた・川）に由来する言われています。
※参考：「北海道の地名（山田秀三著）」
